24年12月22日 (日曜日)

看護師の身だしなみに関する注意点

看護師は、病気や怪我をしてしまった患者を相手にするため、身だしなみにおいて衛生面での気配りが欠かせません。まず、化学物質過敏症などの患者がいることを考え、芳香剤や香水は禁物です。制汗剤の匂いすら受け付けない患者もいるので、たとえ微香の製品でも使用しないようにしましょう。次に、指先を清潔に保つことが肝心です。指先は直接患部に触れる部位なので、ひび割れやかさつきがないようスキンケアを施し、爪も綺麗に切り揃えておかなければいけません。ジェルネイルやマニキュアは、足先の爪だけで楽しみましょう。

また、髪型と髪色も重要です。特にナースキャップが廃止されてから、看護師の髪も身だしなみの一部として注目度が上がりました。髪はきちんとまとめ、後頭部でお団子にするなど、激しく動いても乱れないように気をつけましょう。それだけではなく、前髪が目にかからないようにすることも大切です。髪色は、少し暗めのトーンの方が看護師として好感度が高まります。病棟看護師なら、6番以下の黒髪がおすすめです。太くて硬い髪の看護師であれば、7~8番くらいでも大丈夫でしょう。

服装については、かつては白衣の天使と呼ばれたように、ホワイト系が大多数を占めていました。しかし、白は患者に威圧感を与えるとされて敬遠されるようになり、次第にピンクやネイビーなどさまざまなカラーのユニフォームが採用されるようになりました。依然として白も使用して問題ありませんが、下着の色によっては透けて見えてしまうので、下着の色との組み合わせに注意しましょう。